離島・山間の日用品と医薬品

需要は薄い。しかし欠航した日の代わりは高い。その二つを混ぜず、飛んだ一回を便だと誤らないのが、離島と山間の出発点である。

薄い需要と、高い代替

離島の店も山間の診療所も、都市の個数は出ない。一日に数個では機体は埋まらないし、地図で美しい航路でも、中身が米か部品一個か処方一枚なら話は別である。比べる相手は混んだ道路ではない。欠航する船、雪で閉じる道、緊急として値が付くチャーターである。その費用は平らにならない。いつもの手段が止まった日に、まとめて現れる。静かな年へ平均すると、まさに必要な日が消える。私は、その日を見ないまま機体の値段だけ並べる話には乗らない。

需要が薄いと、地上の仕事も形を変える。箱を詰め、受取人を確かめ、天気を見て、扉まで降りられねば最後の数メートルを歩く人が、まだ要る。小さな島では、その人がすでに三役を兼ねている事務や看護や局長かもしれない。船を出さないでも、訓練された唯一の担当を半日使う便は、余力を作っていない。どの品を通常の便から抜くのか、天候が実際に許す割合はどれほどか、飛べない日に地域はどうするのか。悪天の計画がない機体はライフラインではない。天気のよい日の付け足しである。

船、ヘリコプター、ドローン

大半の離島航路で、重さともかさと値段の基本は、まだ船である。車も燃料も保冷のパレットも郵袋も、まとめて運ぶ。弱いのは時刻表のほうで、風と海況は、診療所に薬が一種類足りないことを知らない。ヘリコプターは時間を買い、船が着けん場所へ降りられる。しかし乗員と燃料と整備を、平常の火曜の一キログラムに使うのは高い。待てない患者、ドローンに載らん荷物、ドローンの限界を超えてもヘリなら飛べる日が、ヘリの場所である。毎日の宅配に使うと、まれな日の前に、まれな手段を使い切る。

ドローンが埋めるのは、その二つの隙間である。どちらも既に上手い仕事を奪う役ではない。短い横断、軽くて急ぐ品、用意された着陸点か投下点。それが正直な範囲である。パラシュートで落とす固定翼は、海上の長めの脚を飛び、岸壁のような無人地点に置ける。マルチロータは屋根や庭に近づけるが、航続と搭載はたいてい小さい。五島で試されている二つをつなぐやり方は、最後の数十メートルをどうするかの設計である。フェリーの代わりという宣言ではない。塩、山の風、鳥、閉じた港は、機体を止める。ダイヤとヘリの呼び出しリストは、計画に残しなさい。

日本で公開されていること

日本の公開事例を足しても、まだ全国の離島の定常便にはならない。そう書いてもならない。2019年夏、楽天と西友は横須賀の店から東京湾の観光地・猿島へ、有料のドローン便を出した。7月から9月の木・金・土である。発表された条件には、箱を含めて5キログラムまで、配送料500円、食料品と救急用品など数百品目がある。初日は天候で飛ばず、実質の開始は翌日になった、と報じられている。海の上の、訪問者向けの、季節で終わる商用の試行である。人が住む遠い島が船を畳んだ証拠ではない。

日本郵便は2019年度から2021年度まで、山間の奥多摩でやり方を検証している。同社の通知は2023年3月23日を、天候次第の飛行予定日とした。内閣府の資料は、レベル4の初飛行を24日とし、実証試験と書いている。奥多摩郵便局からの往復、有人地帯の上空、1キログラム以内、約4.5キロメートル。機体は第一種の認証を受けた直後のACSL機で、操縦は一等の技能証明を持つ者である。ANAホールディングスは同年11月6日から9日、久米島で約2.3キロメートルの食品を運んだ。自社の通知は、自社の一等操縦士による実証と明記している。公開された数日は、翌週に島の人が頼める航路ではない。

五島の公開記録は、読み違いやすい。だから日付は許可の種類に結びつけたままにする。ACSLがパートナーのそらいいなについて書くところでは、2022年4月から診療所と調剤薬局へ医薬品を運んでいる。固定翼のレベル3で、港のような無人地点へパラシュートで落とし、人は取りに行く。続いているのは無人地帯の運航であって、軒先の便ではない。第一種のPF2-CAT3によるエリア単位のレベル4は、2025年11月20日の新上五島と、2026年2月19日の富江の病院屋上を含め、実証として公表されている。レベル3の実施とレベル4の実験は隣り合う。同じ運航ではなく、どちらもフェリーの数字の代わりにはならない。

海の外も、同じ仕分け

仕分けは日本の外でも同じである。ロイヤルメールとSkyportsは、オークニーでストロムネス、グレムゼイ、ホイなどの島の間の郵便を運んでいる。2025年10月のBBCは、その島間便が2026年まで延長されたと報じた。期限のある郵便便は、船の退役ではない。NHSの委員会が加わったProject CAELUSは、2024年8月にエディンバラとメルローズの間で検体を飛ばし、2024年12月にアバディーンからエルギンへの最終試行を行い、研究プログラムとして飛行試験を閉じた。試験が終わったことは、全国の医療ドローン網が開いたことではない。スコットランドは、限られた実働の郵便と、計画のままで終わった医療とを、両方見せている。

バヌアツでは政府とユニセフが、ワクチン輸送の試験を民間事業者へ契約した。2018年12月上旬の試験のあと、18日にSwoop Aeroがエロマンガ島の遠い集落へワクチンを運んだ。箱には電子の温度表示がある。同じ試験段階にはWingcopterも飛んだが、その日の投与分を運んだ機体ではない。政府が契約した、難しい最後の一区間であり、それでも事業計画の中の飛行である。アフリカでは、Ziplineのルワンダ便が2016年10月13日、西部の施設への全国的な血液配送として始まった。一日の見世物ではない。ガーナは2019年4月24日、オメナコでZiplineと政府の医薬品便を開いた。ガーナ医師会は、もっと慎重な試験を公に求めていた。省の開始と、臨床側の異議は、両方とも事実であり得る。

Swoop Aeroがその後マラウイで行った仕事は、同社と2020年以降の報道では、一季節を超える契約の保健物流である。公立施設への医薬品、ワクチン、検体であり、週末の実証ではない。契約の飛行は、本物で、繰り返されても、なおドナーと省の予算と、運航者が残り続けるかに掛かっている。複数年の契約を、恒久の公共事業へ持ち上げないでもええし、試験から始まったからと芝居に落とさないでもええ。ラベルは三つに保つ。計画、実証、定常運航。日付、場所、搭載、飛んだときのルールを添える。一つでも欠けとれば、その例は判断に使う準備がまだである。